ベーグルに湯種を配合しました

ベーグル生地のレシピを少し変更して先週から製造しています。
湯種を10%(小麦粉の使用量でいうと5%)を加えました。

今までのベーグル生地だと少しヒキが強く(噛みごたえがありすぎる)、翌日にポソっとしてしまうのが課題でした。
ベーグル生地は生地の水分を減らして固く仕込むので、翌日ポソっとするのは仕方ないと言えば仕方ないですが、もう少し改良したいと以前から感じていました。

湯種を加えることで保湿感が増し、翌日でもそのまま食べれるくらいになりました。
湯種の効果として、クラストが薄くなり(外側の皮の部分)歯切れも良くなります。

私はパン屋をしている限り、現場でパンを作っていたいと思っています。
今後も100%オーナーサイドでやることはないと思います。(別ブランドならあるかも)
理由は100%オーナーになると、パンのブラッシュアップをしなくなるからです。

今回のベーグル生地の変更も、毎日現場で製造して、自分のパンを見て触って食べているから出来たことです。
これをやらなくなるとお店は衰退していくと思っています。

素麺のように細く長くお店を続けたいものです。笑

パン屋さん向けにひと言書くならば、湯種は粉換算3%でも十分に効果があります。
私はバゲットに3%、ベーグルに5%など、もっちり感の以外の効果を期待して入れています。

今回のweekly shimaはここまで、それでは皆さま、良い休日を!

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この記事を書いた人

パン職人歴17年、パン屋経営歴6年
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